内容説明
目を凝らし、果敢に生きる姿。ここに、苦難の時代を切り抜ける女性の力強さと事態を前向きに捉える明るさが蘇る。「ベストエッセイ集」(文藝春秋)選出の8編を含む未来へ送るメッセージ。
目次
1(船上のドクトル;アインシュタインのため息;線路の果てに;今年の春もタンポポ、レンゲ;バックグラウンド;たった八日のアフリカ;二〇一二年の新年におもう)
2(もう一人のシーボルト;女医さん;ドクター・ハウシルド;ハッケヨイのこった;ヴァイオリンの音;花を養う雨のように)
3(百年のチクタク;大河と活火山;ダディさん、マミィさん;外科医がメスを置く時;先生が居ない医者の家;アインシュタインの墓碑銘;いとしのフリューゲル)
4(年寄り、老人、高齢者;レンギョウと車椅子;あなたの指定席はどこですか;バナナ一本を半分っこ;アインシュタインの「夏の家」)
著者等紹介
比企寿美子[ヒキスミコ]
長崎市生まれ。エッセイスト、日本ペンクラブ会員。フェリス女学院短大卒。夫の留学でドイツ滞在、その後ゲーテ・インスティテュートで13年間語学研修、慶應義塾大学文学部歴史学科聴講生となる。加藤恭子ノンフィクショングループ会員。雑誌『春秋』にエッセイが掲載され、うち8編が『ベスト・エッセイ集』(文藝春秋)に収録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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