出版社内容情報
人気アニメ『となりのトトロ』をテーマに，そこに込められた日本の伝統的な智恵や文化にまつわる宗教的メッセージを読み解きながら日本人の霊魂観や自然観をやさしく解説。
内容説明
となりのトトロが日本人の心と伝統文化の深層へ案内する。
目次
第１章 お化けと妖怪と幽霊（お化けの話；神と妖怪の深い関係；化物と幽霊 ほか）
第２章 魂とあの世の物語（トトロの世界はアニミズム；アニミズムは魂とあの世の智恵；魂とあの世 ほか）
第３章 トトロと日本の自然（トトロの正体？；所沢（トコロザワ）－トトロかトロル－トトロか？
『エッダ』 ほか）
著者等紹介
正木晃［マサキアキラ］
１９５３年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在、早稲田大学非常勤講師。国立民族学博物館共同研究員。専門は宗教学（チベット・日本密教）で、とくに修行における心身変容や図像表現を研究。また、不登校・閉じこもり問題、宇宙開発、環境問題、精神医学的な領域などにも強い関心があり、各種の共同研究および実践をおこなう
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感想・レビュー
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Koichiro Minematsu
12
日本人が森や自然に対する畏怖の感情と、多神教でアニミズム的世界観がお化けと結びつき、さらには宗教の世界でも根強く残る。日本人の文化、伝統の意味にも触れることができた。2016/09/10
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6
学生時代にトトロとアニミズムを関連付けた本を読んだ記憶があり、再読したくなり探して購入。 トトロというよりは、日本の宗教観、妖怪などに関する考え方を優しくまとめた本。トトロを絡めながら、お化けや妖怪は落ち踏まれた神さまという柳田国男の説やアニミズムの系譜、最終的には日本人と審理・里山とはというところを紐解いていく。結局最後までトトロがなんなのかはわからないけど、そこはわからないままの方がいいってことなのか。2020/04/13
しんさん
2
以前からずっと読みたかった本。トトロと里山とアニミズム。大トトロは聖徳太子の時代から生きているらしい。2023/03/16
Hiroki Nishiyama
2
よーわからんかった2010/09/24
(￣∀￣)
0
久々に宗教学に触れた2017/09/18
