出版社内容情報
江戸中期の曹洞宗の学僧、面山瑞方が編集した「僧堂清規考訂別録」を収録。「曹洞宗全書」(昭和6年刊)所収のものを新たに復刻。
江戸中期に活躍した曹洞宗の学僧、面山瑞方が編集した「僧堂清規考訂別録」を収録。この中には、僧堂での日常生活の規則(清規)について、黄檗宗は中国の明の様式で行うのでよくない、とか、木魚は使うな、といったような批判がいろいろと書かれている。
【著者紹介】
1937年、京都府生まれ。東洋大学文学部仏教学科卒。60年~61年、黄檗山萬福寺禅堂掛塔。66年から東京・三鷹の禅林寺住職。『初期黄檗派の僧たち』『黄檗宗の歴史・人物・文化』(春秋社)など多数。
内容説明
第三巻には、曹洞宗の面山瑞方による『洞上僧堂清規考訂別録』を収録。この書は、面山著『洞上僧堂清規行法鈔』の補則として種々の清規や経典等から文章を引用して解説したもの。隠元の来朝以来、黄檗清規がはやり、僧堂が混乱しているのを正すことが主な目的。
目次
洞上僧堂清規考訂別録
著者等紹介
木村得玄[キムラトクゲン]
昭和12年(1937)3月、京都府宇治市黄檗山内で生まれる。昭和30年4月、黄檗第53代管長木村宜豊の弟子となる。昭和34年3月、東洋大学文学部仏教学科を卒業。昭和35年4月~昭和36年1月、黄檗山万福寺禅堂掛塔。昭和41年から禅林寺住職。昭和50年11月~昭和56年11月、黄檗宗宗会議員。昭和56年6月、禅林寺龍華会基金を設立し、社会福祉事業への援助、大学生に対する奨学金、米国高校生の招待等の活動を行なっている。平成4年4月、東京黄檗研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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