出版社内容情報
日本人に最もなじみ深い菩薩をテーマとした『観音経』の読解を通し,外に求める奇跡のみならず,自身の心の内にこそある真実の救いを,唯識仏教を視野に入れて浮き彫りにする。
内容説明
観音信仰の霊場でもある奈良興福寺の貫首が、この日本人に最もなじみ深い菩薩を主人公にした『観音経』を読み解きつつ、外に求める観音の奇跡から、さらには自身の心の内にこそある真実の救いまでを、唯識仏教を視野に入れてやさしく解き明かす。
目次
第1部 観音の風光(観音菩薩と私たち;観音経と法華経;観音の救い;観音のものの見方)
第2部 『観音経』ところどころ