宮沢賢治をめぐる冒険―水や光や風のエコロジー

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宮沢賢治をめぐる冒険―水や光や風のエコロジー

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  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784390603898
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

《第五回イーハトーブ賞受賞》
生誕百年に世に送るまったく新しい賢治の発見。

 あとがき
宮沢賢治の精神を実践
元原子力資料情報室代表 高木 仁三郎さん―――10月8日死去 62歳
 高木さんは宮沢賢治をよく読んでおられた。それは、私と同様に一人の科学者としての読み方でもあったが、高木さんの場合は「今、私たちはどこにいるか」と、現代社会と自らに厳しく問うものであった。
 高木さんは著書「宮澤賢治をめぐる冒険――水や光や風のエコロジー」の中で、「雨ニモマケズ」が心によみがえってくるのだとも言われた。そして「サムサノナツハオロオロアルキ」と書いた賢治に思いをはせながら、自分も「常にオロオロして涙を流すところから科学者を始めよう。涙を流すことは断じて敗北ではない」と書いたのだった。
 高木さんが95年に宮沢賢治学会・イーハトーブセンター(岩手県花巻市)からイーハトーフ賞を受けた理由もそこにつながる。イーハトーブとは賢治の造語であるが、彼の生きた故郷農村を理想化して命名したのだった。そういう賢治の精神を実践的に継承する活動に対して、この賞が贈られるのである。……
 (宮沢賢治イーハトーブ館前館長、物理学者・斎藤文一)
 (毎日新聞2000年11月18日朝刊『悼』より)

内容説明

「猫の事務所」の構想から、賢治の自然イメージを解読―。

目次

第1話 賢治をめぐる水の世界
第2話 科学者としての賢治
第3話 「雨ニモマケズ」と私

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4610tosan

1
読み終わって納得するのは「実験科学者」志向ということ。野に潰える人の多いこと。次々に続く地上の星。これがなければ、新たな科学は存在しない。2011/09/15

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