Century Books 人と思想 49
ホッブズ

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  • サイズ B40判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784389410490
  • NDC分類 133.2
  • Cコード C1310

内容説明

「人と思想」は、世界の有名な大思想家の生涯とその思想を、当時の社会的背景にふれながら、立体的に解明した思想の入門書です。第一編の生涯編で、思想家の生涯を交友関係や、エピソードなどにもふれて、興味深く克明に記述、第二編では、その主要著書を選択して、概説とその中心となる思想を、わかりやすく紹介してあります。平易な記述と生き生きとした表現を心がけ、新鮮な印象が残るように努めました。

目次

1 ホッブズに先行した時代と思想(近代国家の特色―「一つの権力」「一つの法」;ホッブズ解釈の困難性・複雑性;イギリス伝統の政治思想 ほか)
2 ホッブズの生涯(大学卒業まで;修業時代;亡命時代 ほか)
3 ホッブズの思想体系(ホッブズの思想の中核―政治思想;ホッブズの「人間論」;ホッブズの「主権論」 ほか)

著者等紹介

田中浩[タナカヒロシ]
1926(大正15)年、佐賀県に生まれる。東京文理科大学文学部哲学科卒業。東京教育大学教授、静岡大学教授、一橋大学教授、大東文化大学教授、立命館大学客員教授などを経て、聖学院大学大学院客員教授、一橋大学名誉教授。法学博士、専攻は比較政治思想、現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hi

3
面白い。同じ著者の本は何冊か読んだが,本人が書いている通り,1番読みやすいかもしれない。ホッブズだけでなく,そのころのイギリスの状況や,フランスなどの絶対王政との違いも書かれていて,わかりやすい。ただ,()書きが長く,意味がとりにくい文章なのが残念。現代の政治,国家論についての議論は,まずホッブズやロックを学んでからでないと,ナンセンスだと思う。現代になるまでに,どんな過程があったのか。どんな議論があったのか。それに対する市民の反応は。そういうことこそ歴史に学ぶということだろう。2015/03/09

えふのらん

2
ホッブズの概説と絶対主義批判からの擁護。著者は清教徒革命の混乱が生んだ愛と勇気の書だと言ってみたり、ファシズムが生まれたのは英国の民主思想が根付いていなかったから等々のレトリックをつかってホッブズを称えるのだが、語れば語るほどホッブズの単純さや同時代的な限界が見えてくるようで虚しい。肉体的経済的な平等が闘争を生むという発想自体は面白いが、古典的な議会設置で議論が終わっているらしいので現代的に意味はないのだろう。2015/03/24

左手爆弾

2
ホッブズについての手軽な解説書。「結局のところ王政を擁護している」といわれるホッブズの思想をきちんと根本から捉え直して解説している。あまり語られることのなかった生涯や、特に筆者が重要だと強調するホッブズ以前のイギリス政治思想の潮流、といったコンテクストをきちんと理解させる配慮がなされている。一文が長く、少々読みづらい面もあるが、長年ホッブズ研究に携わった者にしか書けない文章であると思う。最後に、ホッブズが非常に「強運の人」であったことは、読んだ人のホッブズ観を大きく変える要素であるだろうことを、附言してお2011/10/13

のうの

0
.2014/04/30

Sho Tokuhira

0
いろんな意味で、入門書としては適していると思います。2012/03/07

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