三省堂選書<br> スポーツを読む〈3〉

三省堂選書
スポーツを読む〈3〉

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784385431826
  • NDC分類 780.2
  • Cコード C0375

内容説明

本書では、2で扱った西欧近代を除く時代・地域から十六作品のスポーツ文化に焦点を当てる。話題になった「引き分けが最高」という近代スポーツ批判の論拠と、後近代のスポーツ文化の展望が示される。完結編。

目次

「神馬競技」が語る国造り神話 『リグ・ヴェーダ讃歌』
般若心経のなかの「身体論」 『般若心経・金剛般若経』
古代ギリシアの優れた「体育論」 『国家』上・下
古代ローマの勇壮な「戦車競走」 『ベン・ハー』
アメノウズメの踊りは「神事舞踊」 『古事記』
愛を賭ける「求婚の競技」 『ニーベルンゲンの歌』前編・後編
叙事詩に描かれた「ノルディックスキー」 フィンランド叙事詩『カレワラ』
「トロフィー」「選手宣誓」の原典 『ベーオウルフ―中世イギリス英雄叙事詩』
今様の表現にみる「Sport」 『新訂梁塵秘抄』
日本の登山は「信仰登山」から始まった 『槍ヶ岳開山』
ハーンが分析した明治期の「歩行文化」 『心―日本の内面的生活の暗示と影響』
敗戦直後の共通の体験―「遊具の競作」 『懐かしい年への手紙』
最高の技術を競い合う「スポーツ・フィッシング」 『フィッシュ・オン』アラスカ編
「レスリング」―純潔の祭り 『ヌバ』
「宇宙スポーツマン」の誕生 『宇宙からの帰還』
「下降志向のスポーツ」のすすめ 『リトル・トリー』