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経営者新書
企業にはびこる名ばかり産業医

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344917705
  • NDC分類 498.8
  • Cコード C0234

内容説明

従業員の健康を守ることで労働生産性を上げる「健康経営」という考え方が、大手企業を中心に広まりつつある。こうした流れを受け、働く人の健康を守る専門家「産業医」の活躍に期待が寄せられているが、健康増進につながっているケースは一部に限られているのが現状だ。本書では「産業保健制度の概要」と「事業所と医師の側から見た問題点」を分析・整理。これからの産業保健のあるべき姿を提言する。

目次

第1章 社員の健康を維持し、生産性向上を図る「健康経営」。そのキーマンとなる「産業医」が機能不全に陥っている(働く人の健康を経営課題と捉える「健康経営」;「働き方改革」で注目が高まる産業医 ほか)
第2章 有名無実。企業にはびこる“名ばかる産業医”(大企業と中小企業で異なる産業医の認識;「名義貸し」が横行する理由 ほか)
第3章 現場と懸け離れた産業医認定資格―活躍の場がない6万人の有資格者たち(産業医の資格をもつ医師は、約9万人;臨床ではできない予防医学の専門家 ほか)
第4章 有名無実と化す産業医を機能させるために―企業・医師が取り組むべきこと(これからの時代に求められる「健康経営」とは;健康経営に力を入れている大企業の取り組み ほか)
第5章 限られた人材を活かすために―産業医の活躍が企業の発展には不可欠(産業医導入の流れと、実践企業の事例;目指すところは「労働生産性向上」「リスクヘッジ」「医療費削減」 ほか)

著者等紹介

鈴木友紀夫[スズキユキオ]
1966年生まれ、福島県出身。東京理科大学にて応用微生物学を専攻。医師の人材サービス大手に所属後、医師と医療機関をつなぐ人材マッチングサービス事業を行う株式会社エムステージの立ち上げに参画、取締役に就任。産業医事業部にて、企業の産業医選任サービスや産業医になりたい医師向けのサポートを行う。労働者の健康を守るため、そして医師の新たな働き方を提案するために奔走している。医療経営士2級、健康経営アドバイザー(初級)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふたば@気合いは、心を込めて準備中

7
産業医という職種が、昭和13年の工場医に端を発する、古い制度であると知って、正直驚きました。時代に合わせて少しずつ、変化はしても、環境が急激に変化した現在に合わなくなり、活動に閉塞感があるのは残念だ。社員が健康であることは、生産高を左右する。企業にも多いなメリットがあるのなら、積極かつ有効に機能させたい。2018/07/01

lovekorea

2
うまく使いこなすことができさえすれば、産業医の存在は企業にとっても社員にとってもプラスになることは想像に難くないわけですが、実行するとなると難しいものなんでしょうな _φ( ̄ー ̄ )2018/11/18

huyukawa

1
制度をつくると制度の裏をかく人たちが現れる。それが状態化すると「名ばかり」の制度になる。実は裏をかく方が、中長期的には自らをやせ細らせる。2018/07/22

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