内容説明
統合失調症を患う青年・涼のもとに届いたのは、疎遠だった妹からの「両親の過去について知りたい」という手紙。宗教二世として生きていた頃の辛い記憶が蘇った涼は、「こらーる岡山診療所」に助けを求める。そこで主治医の山本先生に勧められたのは、とあるキリスト教会で行われている勉強会だった。「神様なんているのだろうか」複雑な思いを抱えながらも、涼は聖書をめくり始めた―どんな状況でも、そばで支えてくれる人は必ずいる。著者自身の経験をもとに描いた、心揺さぶられるヒューマンドラマ。
著者等紹介
雨宮福一[アメミヤフクカズ]
1984年生まれ。両親は韓国での合同結婚式に参加。両親はともに日本人。帰国したのは7歳。精神科病院の入退院を繰り返し、こらーる岡山診療所へたどり着く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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