幻冬舎時代小説文庫<br> 我ニ救国ノ策アリ

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幻冬舎時代小説文庫
我ニ救国ノ策アリ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 353p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344423602
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

幕末の激動期、黒船襲来で異国の脅威に晒された日本の危機に、海軍編制を訴え、砲術塾を開き、国防に全てを捧げた男・佐久間象山。幕府や藩の重鎮に真っ向から対立し、奇人と謗られても信念を貫き通し、誰も考えなかったアイデアで国を守ろうとするが…。勝海舟、吉田松陰をも傾倒させた孤高の天才の、知られざる生き様を描いた傑作歴史小説!

著者等紹介

仁木英之[ニキヒデユキ]
1973年、大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。二年間を海外で過ごす。個別指導塾を経営する傍ら2004年より小説を書き始め、06年に『夕陽の梨 五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞を、また同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

23
6性格に難があるのは知っていましたけど、ここまでぶっ飛んだ男とは知らなかった。勝海舟・河井継之助・吉田松陰などの師となり人を育て大砲の設計鋳造を行い最後は飛ぶ事を夢見たスケールの大きい男でしたが性格の悪さのせいで評価が低かったようです。離れた所から見てる分には面白いが身近には居てほしくない人物でした。他の作者が書いた象山も読んでみたいです。2022/01/13

桜もち

22
吉田松陰、勝海舟、坂本龍馬、河井継之助を育てた佐久間象山。時代がこの人をもっと理解したなら!時代がこの人の思想についてこれていたなら…。蒸気船すらない幕末の日本にいながら、西洋の熱気球に目をつけ自ら試作した。海を制する者は陸を制し、空を制する者は海を制すとただ一人わかっていた。空を飛ぶことなど狂っていると皆から思われた時代に。人柄は傲岸不遜かもしれないけれど、むしろそれくらいクセがないと日本一の蘭学者、思想家になれないということか。2015/09/19

SGM

7
★☆☆佐久間象山の話。非常時にはこういった人たちが必要なのかもしれない。2016/05/30

吉田 光貴

5
幕末物だが佐久間象山1人にスポットを当てているので流れがつかみ易かった。なかなか魅力的な人物に描かれているので興味深く読めた。2016/02/29

うっかりまー君

5
皆、狂を目指している2016/01/27

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