内容説明
「実兄を見殺しにした男」と周囲から疎まれている武田の家臣・智之介。ある日、幼馴染みが殺害され、その嫌疑が智之介にかけられる。汚名をそそぐ為、そしてある罪の意識から一人調べを進めるうちに、負け知らずの武田家を揺るがす密約に辿りつく。接見することなく、一通の手紙で繋がった一介の武士と信長。誰も知らなかった長篠の戦いが今幕を開ける。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、第一回角川春樹小説賞特別賞を「駿府に吹く風」(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
80
【記録】 忍び音 2015.06発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。 残念です。 図書館より借りてきたが字が小さくて読めず、返却する。 文庫本。 なお、2010.05に発行された、単行本も字が小さくて読めず。 この本を読むのをあきらめる、残念です。 ※【記録】の説明は、自己紹介欄に書いて有ります。2019/11/04
James Hayashi
18
初読み作家。時代は戦国、信玄が死に勝頼が家督を継ぐ。15才の川中島で初陣を飾った智之介。人の女房を寝取る場面から始まるが、その夫は親友であり、物語早々に切り捨てられる。ストーリーは何故誰が殺したのかというミステリーで始まり、武田家を壊滅させた長篠の戦いへ。凄くシンプルに書かれ読みやすいが、深みがなく読み応えを感じない。結末もイマイチであり読後感も物足りなかった。武田家の家臣の物語であるが、それほど重要度は高くなく関連性も低かった。2015/09/07