内容説明
ヒロコ・物書き五十一歳、ミユキ・メイクアップアーティスト五十四歳、マキコ・イラストレーター四十九歳。慢性的な体調不良、体型の変化、親の健康問題…、顔を合わせると「はあ~、何だかねえ」とため息つきつつ苦笑い。そんな三人のところにパワフルな野良猫・むくちゃんがやってきて―。大人な女三人の、笑えて沁みる日々を綴る連作小説。
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
1954年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。いくつかの仕事を経て本の雑誌社に入社し、84年「午前零時の玄米パン」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ねむねむあくび♪
61
残念な印象でした(^_^;)パンとスープと猫の三部作が面白く進んでいるので、他の作品も読んでみようと思ったのだが…(^^;う~ん…。後半は特にガッカリ。ヒロコの母が倒れて弟が登場し母が認知症で着物の道楽を心配しと、いつものように、ヒロコ=群さんに…。猫の描写はともかく、エッセイも物語も、中年期の女性が、母と弟に思いわずらう事ばかり…。群さん、このテーマばかり、書きすぎでしょう( ˘•ω•˘ ).。oஇ2016/06/03
ミカママ
27
好きなんですよ、群さんのこういう作品。でもね~あまりにも似たようなストーリーを今まで読んでいるだけに。群さん、もっと新しい感じの作品に挑戦しませんか?!2013/09/09
カール
23
外ネコのむくちゃんがやってきた辺りから面白くなりました。が、今回の3人組にはあまり共感しませんでした。同じ年代だけど、独身と既婚の違いかな〜?もし、ダンナ様が先に亡くなって独り身になった時に、こんな関係で付き合える友達がいたらいいな〜とは思うけどね。2017/03/09
coco夏ko10角
23
前作未読。どこかにいそうな女性三人の日常や会話。2016/12/21
ナヲ
20
今の自分よりさらに10才以上年上の女性3人組のお話。年齢的にまだ先の話なので、ちょっと共感しにくい部分もあったけど、年をとったら持ち物は少なくしとくとか、これからの自分のことを考えるとなるほどなぁと思う部分もあった。後、ベランダにやってくる外ネコちゃんをめぐる3人の会話が面白かった!2014/03/16