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幻冬舎時代小説文庫
大地―大江戸やっちゃ場伝〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784344417304
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

土地も家も持てず、他人の田畑で牛馬のように働く人々。その中に、現状から抜け出したいと、大志を抱く寡黙な青年・徹之助がいた。ある晩の火事をきっかけに泡銭を得た徹之助は、全財産を賭け椎茸栽培という大博打に出る。剣も名声も持たぬ男が、自らの知恵と情熱を頼りに人生を切り開く。江戸のやっちゃ場で孤軍奮闘する主人公を描く新シリーズ。

著者等紹介

鈴木英治[スズキエイジ]
1960年静岡県生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、「駿府に吹く風」(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともくん

40
上昇志向の強い、徹之助が成り上がるために選んだのは椎茸栽培。まさに、博打。 ひたすら自分の可能性を信じ、成功に向け努力する。 今後の展開は、どうなるか分からないが、自分を信じるということが成功の鍵になるのではないだろうか。2022/05/07

シュラフ

16
江戸時代の食材事情。マグロのトロが猫またぎと嫌われていたことはよく知る話であるが、椎茸というものが庶民の手に届かない高級食材だったということは初耳。たしかに魚と野菜を並べた番付表「包丁里山海見立角力」で椎茸は西の最高峰の大関になっている。椎茸が高級食材だったのは栽培が難しかったのがその理由。この小説では水呑百姓の若き主人公が奮闘努力により椎茸栽培に成功する物語。登場人物をして「理不尽な目に遭っても、気持ちを切れさせず、ひたすら耐えていられる男というのはなかなかいないだろう」と言わしめる作者は只者でない。2014/10/20

gachi_folk

5
水呑み百姓から抜け出す為、悪戦苦闘する主人公。その真っ直ぐで懐の広い性格が周りの者の心を掴んでいく。サクサク読めるが少々美味く行き過ぎかな。それでも次号が楽しみ。2012/09/17

いえのぶ

2
お百姓が主人公。武士はほとんど登場しない。鈴木英治さんの今まで読んだ作品は剣戟が多かったように記憶している。斬新。次号に期待。2011/12/04

山内正

1
田舎のまだ百姓にもなれない男が 今のままだと駄目だと、何れ 栽培の仕事を自分の手でやりたいと まずは山を手に入れなければと 人の助けを得ながら! やがて金の都合が出来 山を手に入れる2018/03/07

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