内容説明
葛西の家の裏にある“死にながらの森”には、死者を復活させる洞窟“キタイ”がある。ある日、高校の仲間ハルを守って葛西が死ぬと、深町たちは死体を運び儀式を行った。仲間の誰かの体に呼び戻すために。誰の体で葛西は復活するのか!?18年後、彼は高校生の姿で現れ、次々と女を犯し、仲間を殺す。恐怖と友情と恋が交錯する青春ホラー。
著者等紹介
吉来駿作[キラシュンサク]
1957年茨城県生まれ。2005年に「キタイ」(改題し『ラスト・セメタリー』)で第6回ホラーサスペンス大賞を受賞し、デビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TAKA
35
もう少し読まれていてもおかしくない小説なのに。映画化した方が面白いかもしれない。もう一度生まれ変わる。人生をもう一度やり直したい。期待を込めてもう一度よみがえる。「思い出こそが人間の本質だ。思い出を移植できれば、生まれ変わるのと同じことが起きる」生まれ変わると言うことは、思い出をそっくり別の人間に残すこと。どうせやり直すのなら別人としてやりなおしたいけどね。あまり期待してなかったけど最後の方は結構集中でけたかな。2019/01/17
_apojun_
4
タイトルも内容もキングの「ペット・セメタリ―」を思い出すけど、もうちょっと物理的なホラーな感じ。 グロい描写もあるけど、そんなに嫌な感じがしないのは、根底に流れてるテーマのせいかも。2018/09/04
東森久利斗
4
角川ホラー文庫のラインナップと遜色のないグロリティ、もといクオリティ。「キタイ」のほうが、得体が知れなくて良かったかな。ひょっとしたら、ダライ・ラマも?2017/05/17
gauti
3
思ってたより面白かった。74点。2021/01/27
ムーミンママ
3
ガチガチのホラーでした。最初の方は よく分かりにくいけどラストは そうなりましたかー!!って感じ2016/05/07