内容説明
貧しい庶民の元に昼夜を問わず駆けつける医者、中島鴇三郎。船手奉行所御用達の料理屋「あほうどり」の小女さくらは、そんな彼に恋をしている。だが、彼は妻殺しの過去を隠して生きる咎人だった。それを知った新米同心・早乙女薙左はさくらを案じて様子を探るが―(ため息橋)。江戸の水辺を守る男達の人情味溢れる活躍を描くシリーズ第三弾。
著者等紹介
井川香四郎[イカワコウシロウ]
1957年愛媛県生まれ。柴山隆司の筆名で書いた時代小説「露の五郎兵衛」で小説CLUB新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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