感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
007
10
トリックはなるほど、と思うけど読みにくかった。最後に一気に謎解きシーンに入るのは古典的な探偵物のパターンみたいでそれはそれでいいのだけど、ちょっと回りくどいかなー。2016/06/07
もも
7
赤死病の仮面、シェークスピア、登場人物は仮装パーティーに集まった面々とコックと出張料理のアシスタントの風水火那子。アングラ劇団の舞台を観ているような雰囲気のある世界でした。2021/05/17
黒い森会長
2
解説は、この小説の奇妙な雰囲気をよくとらえている。ボルヘスのように、「論理」は「幻想」だということが良くわかる物語だ。内容は、すごく変。350ページある小説の65ページ目で、「犯人」が指摘されてしまう。その後に、関係者の手記と探偵役の風水火那子の現在と回想が描かれる。もっととんがれば、幻想文学として成功したかもしれない。しかし、山田正紀ミステリーとしては、興味深く、一読の価値がある作品だ。2018/11/09
タケミチ
1
現在、回想、手記と複雑な入れ子構造を作っている。叙述のマジックとも言えるもので、結末もかなり良く練られているものだった。仮面などの小物も不気味な雰囲気を引き立たせている。とても楽しめた。2011/05/07
kanamori
0
☆☆★2011/10/21