出版社内容情報
「これから殺戮ゲームを開始します」。かつてない劇場型犯罪に立ち向かうマヤが選んだパートナーは「獄中のシリアルキラー」! 累計60万部突破の人気シリーズ最新作! 警視庁捜査一課第三係の黒井マヤは「死体が見たいから刑事になった」筋金入りの猟奇マニア。その相棒・代官山脩介巡査と、東大出身のキャリアなのに無能な浜田学警部補は、わがままでドSな性格のマヤに振り回される日々を送る。ある日、女性が殺害された現場の動画が動画配信サービスに投稿される。その動画にさらに犯行声明と今後の犯行予告が電子音声で公開されていた。「これから殺戮ゲームを開始します。ターゲットは七人の若い女性です。これは挑戦状です。捜査一課三係の黒井マヤさん」。次々と殺害動画が配信されるかつてない劇場型犯罪に捜査は難航。マヤは“師匠”であるイケメンシリアルキラー・杏野雲の協力を仰ぐために、東京拘置所を訪れる。そして事件を解決する鍵は「イマジナリーフレンド(=空想の友人)」にあるとわかるのだが――。大人気シリーズ、第7弾!
内容説明
「これから殺戮ゲームを開始します」かつてない劇場型犯罪に立ち向かうマヤが選んだパートナーは「獄中のシリアルキラー」!
著者等紹介
七尾与史[ナナオヨシ]
1969年6月3日、静岡県浜松市生まれ。『死亡フラグが立ちました!』で2010年7月にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
179
七尾 与史は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。ドS刑事シリーズを読み続けています。待望のドS刑事シリーズ第七弾の新作長編、著者版ハンニバル・レクター、今回は黒井マヤが結構まともに捜査していました。 https://www.gentosha.co.jp/book/b13384.html2021/01/05
雅
66
かの有名なシリアルキラー、ゾディアックが登場した今作だけど、若干おとなしめ。新キャラが今後どうなるのか?破茶滅茶に期待2021/02/23
さっこ
64
シリーズ第7弾。今作は実際にアメリカであったゾディアック殺人事件を絡めた、劇場型犯罪にマヤも巻き込まれていく。いつもよりマヤの毒が薄めだったかな。収監中の杏野雲というシリアルキラーの力を借りながら犯人へ挑む。杏野雲は今後も仲間としてシリーズが続いていくのかな。2020/12/18
kagetrasama-aoi(葵・橘)
43
「ドS刑事」シリーズ第七巻。伝説のシリアルキラー、ゾディアックが活躍(?)するお話。グロテスクな描写は少なくて、読みやすかったです。ゾディアックと言えば、私、栗本薫さんの伊集院大介シリーズを思い浮かべてしまいます。ゾディアック事件、色々解釈あるんでしょうね。劇場型未解決事件と言えば、ゾディアックか切り裂きジャックか!切り裂きジャックも取り上げて欲しいかも。(そう言えば、「ゴールデンカムイ」で切り裂きジャック登場してましたよね!)新メンバーも加入して、マヤと代官様の行く末が益々気になります。2022/08/12
白雪ちょこ
31
今回は、新キャラクター杏野雲も登場し、 マヤちゃんをめぐる恋愛模様にも、進展が起こった。 1巻から比べると、かなり死体の描写はナチュラルで、グロテスクさが全くない為、あまり顔をしかめずに読むこともできた。 今の時代らしく、ネット配信を使った殺戮ゲーム。 伝説のシリアルキラー、ゾディアックなど、様々な未解決事件を取り扱ったヒントなども描かれていたため、ミステリー小説の中では非常に面白いと言える作品だった。 しかし、代官様も早くマヤちゃんに本当の思いを伝えればいいのにと、ヤキモキしてしまう部分もある。2022/01/12