啼かない鳥は空に溺れる

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啼かない鳥は空に溺れる

  • 唯川 恵【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 幻冬舎(2015/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344027954
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

正しいのは、母だろうか、娘だろうか。
間違っているのは、娘だろうか、母だろうか。
答えはきっと、母と娘の数だけある。

母と娘の“呪縛”と“依存”をサスペンスフルに描く、
唯川恵氏、待望の長篇小説。

母に疎まれ、母に怯えてきた32歳の千遥は、愛人の援助でセレブ気取りで暮らしている。年下のフリーター・功太郎から熱心に迫られ、なんとなく関係してしまうが、もちろんそんな男を結婚相手として母に紹介できるはずがない。けれど、功太郎が公認会計士の試験に合格し、千遥の気が変わる。この相手なら、母を満足させられるのではないか、と。
母に愛され、母が大好きな28歳の亜沙子は、ずっと母と二人暮らし。母との週末ランチが習慣だ。ある日のランチに母は田畑というおとなしい男を招く。男として魅力があるわけではないが、母がいいという相手だし、とくに嫌なところもないし、と亜沙子は結婚を決める。
結婚を機に、二組の「母娘」が向き合うとき、そこに生まれるのは、謀反か和解か――。
思いがけないラストまで一気読み必至の長篇小説。

内容説明

愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。一方、中学生のとき父を亡くした27歳の亜沙子は、母と二人助け合って暮らしてきた。千遥は公認会計士の試験に受かった年下の恋人と、亜沙子は母の薦めるおとなしい男と、結婚を決める。けれどその結婚が、それぞれの“歪んだ”母娘関係を、さらに暴走させていく。

著者等紹介

唯川恵[ユイカワケイ]
1955年金沢市生まれ。2001年『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞。08年『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナイスネイチャ

220
図書館本。母親と娘、疎まれて育ってきた娘と勤しみ助けあいながら生きてきた娘。どちらも結婚を考える時期になり母との将来を見つめ直していく物語。母親の思いと娘の思いのギャップが徐々に明らかになり男の私にはどうだろう?と思う部分もモヤモヤしたままラストでガツンときました。2016/05/24

そのぼん

179
二人の女性目線で、それぞれの母との関係や恋愛事情を描いた作品でした。ふたりともタイプの違う女性で、結婚に向けて順調に進むかと思いきや思いもよらぬところで問題が待ち受けていて・・・。いや、片方の女性は二股をかけている状態だったので自業自得ってところもなきにしもあらずってところですが。それでも、最後の方を読むと、『こういう方向で収まるのか・・・。』と思ってしまいました。恋愛もの独特の甘さはなく、むしろ重苦しさというか、閉塞感を感じる作品でした。面白かったけど、読み終えたときとても疲れた気分になりました。2017/01/10

ウッディ

153
二組の歪んだ母娘関係。あり得そうな話で怖い!2017/06/17

taiko

150
2組の母娘の呪縛と依存の物語。面白くて一気読みです。母であり娘である私には、心当たりはないと自分では信じたいけれど、娘はどう思っているか、若干の不安も感じます。子供に対して、自分の思い通りにしたいと思ってしまう過ちは、多くの親が犯してしまう事なのかも。心しておきたいと、自分を戒めようと思いました。それぞれの母娘の最後が怖いです。呪縛はずっと続くのでしょうか。2016/01/20

いつでも母さん

144
久しぶりの唯川恵。今回「唯川恵、やるなぁ!」と思わず唸った。心情的にサスペンスよりはホラーかと!呪縛も共依存も母と娘の関係は一筋縄ではいかないのだ。多分、その娘が親となって連鎖か?少子化の現代だから多々有る関係なのかも。子供が沢山いたならば、お互いに関わる時間が少なかったはず(それでも感じ方は違うだろうが)『親』とは厄介な存在なり。千遥の母だけは共感出来ずだったがリハビリ後の「泣けば許されると思うな」は恐いし深い。ミハルが何かやるのかとドキドキした。私の中で唯川作品のベストに。私も猛省だな・・(笑)2015/09/11

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