内容説明
自分の市場価値を高めるために資格を取り英語を学び、セミナーに通っても、出世に見合う給料が期待できない今は、努力と時間がムダになるだけ!元マイクロソフト社長が芸は身を助く新時代の到来と、テレビやインターネットを駆使した勉強法を大胆提言。努力ゼロで効果10倍。学ぶってこんなに楽しいことだった!
目次
第1章 得意分野だけが武器になる理由(芸が身を助ける時代になった;オールラウンドにできる人を目指すな ほか)
第2章 もう努力は必要ない(記憶力を高める時代は終わった;必要のない英語、セミナーに時間を割く人が多すぎる ほか)
第3章 これだけ読めば充分!勉強法ブックガイド(『「超」勉強法』野口悠紀雄;『竹中式マトリクス勉強法』竹中平蔵 ほか)
第4章 「得意」を最短で最強にする方法(要となる情報リテラシーはこう身につける;ツールは最小限のものを使いこなせ ほか)
著者等紹介
成毛眞[ナルケマコト]
1955年、北海道生まれ。中央大学商学部卒業後、株式会社アスキーなどを経て、1986年、日本マイクロソフト株式会社に入社。36歳で同社代表取締役社長に就任。Windows95の成功を初めとし、業界の先頭に立って日本におけるPC普及を促進させた。2000年退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。2010年書評サイトHONZを開設。早稲田大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
115
勉強ができるようになる本ではない、と著者が言っているように自分の価値を高めるためにどのような方法を行っていくかということに尽きるのでしょう。ブックガイドもあって話し言葉で書かれているのでさらっと読めてしまいます。若い人向きなのでしょう。2015/11/29
mitei
58
いろんなもののアンチテーゼとして書かれていていつもながら面白い。まさにすきこそ物の上手なれを地で行く人生だなぁ。2012/07/03
kinkin
49
好きでもないこと、したくもないことは勉強せず好きなことに特化して勉強することを勧めていた。同感できるし、そうありたい。しかし企業内昇進ハードルのTOEIC試験のように勉強せざるを得ないケースが世の中ほとんどではないかと思った。勉強するための勉強は必要ないとはいえ、この本を読むことも勉強のひとつとして考えると少し納得できなかった。ガチガチで読む本ではなく成毛氏の考え方の一部が書かれている感じた。図書館本。2015/11/16
太田青磁
37
考える葦でいるためには、検証するという習慣を身につけるしかない・勉強も、しょせん遊びである・本や雑誌、ネットで信頼性の高い情報を提供してくれる人を探すしかない・自分でリサーチするという段階を踏まないと、正しい情報は集められない・その情報に触れたとき、自分がどう思うか、どう感じるかという感性や思考が大切なのだ・自分の尊敬する人のツイッターやフェイスブックから人を見る目を盗めばいい・その情報+自分の考えを述べて、初めて自分の意見となる・一生かけて習得できるような趣味を、若い頃から始めておいた方がいい2014/10/12
マガリ
32
好きなことを勉強しよう。努力が必要なものは止めるべきだ。すぐ役立つことはすぐ役立たなくなる。目標は立てるから辛くなる。本にあることなら記憶する必要はない。細やかな気配りができる地頭があれば、勝ち馬に乗れる。英語は毎日シャワーのように浴びる必要がある。信頼できる情報を持つ人を見つける。読書は質よりも量、興味がないと覚えない。目的があれば、テレビも勉強になる。気になったらすぐに調べる。文章を書くと思考が鍛えられる。貪欲な好奇心を持って感性を磨く。もっと「好きなこと」を意識しよう。★★★★☆2012年6月刊行2014/07/16