内容説明
2020年の日本では、「復讐法」に則って、家族を殺された遺族は、犯人を殺すことができる。ルール1 場所は太平洋上の孤島、蛇岩島に限る。ルール2 制限時間は100時間。ルール3 遺族には、武器と食料とGPS等が与えられる。犯人は丸腰。ルール4 ここでは、誰が誰を殺傷しても罪にはならない。最愛の妻を殺された泰之は、「復讐法」を使って、最も残虐な方法で犯人を殺すことに決めた!背筋の凍る復讐ホラー。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年東京都生まれ。2001年のデビュー作『リアル鬼ごっこ』は、発売直後から口コミで評判を呼び、現在累計120万部を超える大ベストセラーとなり、映画化も実現。映像化作品も多く、若い世代の絶大な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てち
84
憎悪と殺人の種をまけば、平和や正義の収穫は望めない。2020/11/12
chiru
55
加害者への復讐が合法化される。『ジャッジメント』と『バトルロワイヤル』を合わせた感じ。武器の所持が被害者家族のみ、を除けばフェアゲーム。加害者に少しでもアドバンテージがある点で『復讐』に説得力がないような…。最後の『誰でも誰かの大切な人だから』の重みが少なく、人の凶暴性ばかり目立ちました。★12018/01/16
🎈newみなみ🎈
42
中学生の時に読み、合わないなと止めた山田悠介作品、友達がすごく勧めてくるので読了。確かにとても読みやすくて、普通に楽しめる作品だったが、何かを得られたかと言われるとそれはないなという感じ。漫画だったら受け入れられたのかも。また、以前に小林由香さんの「ジャッジメント」で、復讐法というテーマは見ていて、やっぱりそれと比べると、話の深さがないな。あと、猛毒ガス「ソマン」や世界プラーナ教団ってあの事件を馬鹿にしすぎでは?酷評になったが、ラストの爽快感と、復讐が復讐を呼ぶよね的な結末は好みでした。2020/02/05
ミーコ
25
8年前に読んでいた事をすっかり忘れてました。世間を震撼させたあの事件を彷彿させられる。身内を殺されたら復讐を選べると言うモノ。生き残りゲームの様なストーリー。復讐に成功しても また、その復讐が待っているのか!やっぱり後味が悪かったです。2020/12/27
クリオネ〜♪
20
人間の闇を感じました、、。グロい部分が多いので苦手な方もいると思いますが、内容はとても充実していて面白かったです!つい見入ってしまうようなサスペンス物語でした!特に最後の復讐が復讐を招く場面は鳥肌案件でした!(◎_◎;) 実写版、勇気が出たら見てみますᕦ(ò_óˇ)ᕤ2022/05/28