• ポイントキャンペーン

少女は、闇を抜けて―女子少年院・榛名女子学園

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 390p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784344019683
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

「少年院だけはイヤ!」と絶叫した少女たちが、「ここを出たくない」と泣きながら出院していく。窃盗・詐欺・覚せい剤、売春・オヤジ狩り・集団リンチ…更生率9割を超える榛名女子学園の、淋しく危険な少女たち7人の告白。

目次

真由美―止まらない万引き。胸にポッカリ穴の空いた少女
優香―覚せい剤に染まってしまった、美しく知的な少女
薫―母は一度も面会に来ない。それでも親をかばう少女
美月―祖父のやまないDVで、心が壊れてしまった少女
芽衣―淋しさを埋める援助交際。その日暮らしの放浪少女
杏奈―非行仲間から見てかっこいい自分が最優先の少女
夏帆―エスカレートした集団リンチ。命を命と思えない少女

著者等紹介

家田荘子[イエダショウコ]
愛知県生まれ。作家、真言宗僧侶。日本大学芸術学部卒業。OL、女優など10以上の職業を経て作家に。1991年「私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過した一年の壮絶記録」で第22回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2007年、伝法潅頂を受け僧侶となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しぃたろ@記録の一部が消失:(

6
榛名女子学園が行う取り組みや、中野園長の厳しいながらも愛のある言葉、そして少女達自身の正直な言葉に深い感銘を受けた。少年院で自らの過去や起こしてしまった事件をきちんと振り返り、何度も考えては気付き、そして生まれ変わり、闇を抜けた少女達のその後も気になる所。子供を持ち、育てている親達に是非読んで貰いたい一冊。2016/01/08

CORE PRIDE

5
子育てにおいて親の役割は重大だと感じました。親自身が問題を抱えている場合も多いので、負の連鎖を断ち切る必要があります。一気に解決しないし、世の中の状況が厳しくなると悪化することもあるでしょう。でも、たとえ何十年かかろうと、親の子育ての重要さを認識し、意識を変えていき、少しずつでも子ども達が健やかに成長するようにしていかなければ。2012/12/19

武 信介

4
エイズ患者密着日記であり、問題作である「私を抱いてそしてキスして」以来、 家田さんの本は、約20年ぶり2冊目。 女子少年院1年間密着して、7人の子のことを書いています。 少年院の先生方の深い愛情により、7人が荒んだ心から優しい心に変化していくのがよくわかります。なんか、読んでて、泣いてしまいました。 少年院で立ち直った子は、本当に優しい子になるのだと。。。 だけど、犯した罪は一生背おわないといけないのだと。。。2013/05/28

6月うさぎ

3
複雑な気持ち。表に出せば、ある意味での救いの手が出される。迷惑になるからと内に秘めた人は一体どうすれば救われるのだろう。2015/09/20

ゆずきり

3
きっと子どもというのは良くも悪くも環境に影響されやすくて、少女達が闇を抜けた後も新しい闇はやってくる。その時、少女のままでいるか、一人の大人になれるか。例え大人になれなかったとしても、今度こそ少女が大人に助けを求める手を伸ばし、そして、その手が振り払われないことを祈るばかり。2013/12/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3097249
  • ご注意事項