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ヤスケンの海

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784344003477
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0093

内容説明

「余命一か月」を宣言し一月に他界した、超毒舌文芸評論家にしてスーパー・エディター安原顕の壮絶な生き様。「大江健三郎」をぶった切った、あの事件の真相から生涯の理解者まゆみ夫人との過激で麗しい関係まで、文芸誌『海』の編集者時代からの盟友である著者の書き下ろし評伝。愛すべき天才ヤスケンの怒りと笑い、そして涙の軌跡。

目次

第1章 出会い
第2章 彷徨
第3章 確執
第4章 個性の水底
第5章 神の贈物
第6章 学歴詐称
第7章 奄美大島事件
第8章 大江健三郎事件
第9章 トライアングル
第10章 マリ・クレール
第11章 余白の色
第12章 余命一か月
エピローグ 残照

著者等紹介

村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生まれ。慶応義塾大学卒業。中央公論社勤務を経て文筆活動に入る。82年「時代屋の女房」で第87回直木賞受賞、97年「鎌倉のおばさん」で第25回泉鏡花文学賞受賞
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感想・レビュー

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harass

16
古本屋で見つけて驚いた。安原顕という編集者の同僚友人だった著者が彼との思い出を書いた本だというが出ているのを知らなかったのだ。この風変わりで目立つヤスケンというあだ名の編集者の企画した本を数冊好んで読んでいた覚えが自分にはあって懐かしく思って購入した。読書人が選ぶブックリストなど文学哲学などの堅いが面白い本を紹介していて参考にしていた。あれだけ個性的な人間のエピソードなら面白くないはずがない。彼が書いて大江健三郎から抗議が来たという、大江をこき下ろした文章が載っているが、怒るなこれじゃ。*文庫版レビュと同

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