内容説明
遺書「ぼくのためのノート」を残して自死した歌人・岸上大作。恋に身を焦がし、学生運動に情熱を燃やした彼は、なぜ21歳にして命を絶ったのか。手紙・日記・作品、関係者への綿密な取材により、岸上大作の生と死、そして遺書の謎を追う。絶筆「ぼくのためのノート」全文掲載。
目次
序章 「若き死」の衝撃
第2章 「戦後民主主義」の第一期生
第3章 歌人への第一歩
第4章 美しき誤算
第5章 “ひとりの愛”をもとめて
第6章 安保闘争の渦のなかで
終章 死への道程
ぼくのためのノート(絶筆)(岸上大作)