出版社内容情報
?緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台 鐘が鳴ります キンコンカン メイメイ仔山羊も 鳴いてます…… 。
元気な子供たちの歌声と共に、一斉を風靡した伝説のラジオドラマ「鐘の鳴る丘」。戦後日本を象徴する大ヒットドラマ「鐘の鳴る丘」をモチーフに、突如ラジオドラマに出演することになった子供たちと、自分たちが起こした戦争への後悔に苛まれた大人たちが、力を合わせ生きていく姿を描く感動の物語。
内容説明
教科書に墨を塗らされた良仁たちは、大人が起こした戦争にふり回された子供だ。同時に大人たちもまた、自分たちの起こした戦争に、深く傷つきさいなまれていた。だからこそ、大人と子供が一緒になって作り上げた『鐘の鳴る丘』は、あんなにも圧倒的に、世間に受け入れられたのだろう。『鐘の鳴る丘』は、大勢の人にとって、自分たちの物語だった。戦後七十五年―著者渾身の最新作!
著者等紹介
古内一絵[フルウチカズエ]
1966年東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。第五回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。2017年『フラダン』(小峰書店)で第六回JBBY賞・文学作品の部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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