内容説明
トビーは、ホテルの前に立っていました。紙ぶくろやチョコレートのつつみ紙が、あらしのあとのきまぐれな風に乗って、秋の落ち葉のように宙を舞っています。こんな日には、難破した船に乗っていた人が浜辺に横たわっていた人が浜辺に横たわっていたり、手紙の入った緑色のびんが打ち上げられていたりしそうだな、とトビーは思いました。
著者等紹介
ダイヤー,ヘザー[ダイヤー,ヘザー][Dyer,Heather]
英国スコットランド生まれ。一歳になる前にウェールズへ引っ越し、幼少期を豊かな自然のなかで過ごす。十歳のとき、家族でカナダへ移住し、湖のほとりに建つ小屋で暮らす体験をした。大学卒業後は、さくらんぼつみ、ホテルの客室係、スイートショップの店員などさまざまな仕事を経験。その後、児童文学作家という天職に出会う
相良倫子[サガラミチコ]
国際基督教大学教養学部卒業。夫と娘の三人家族(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あひる
2
2014年栃木県スイセン図書(小学生高学年) 人魚のお話でしたがわたしには会わなかったです。最初面白いかなってわくわくしたんだけどね。2014/09/01
thiha
0
最後はそうなったんだと面白く読めました。2015/07/01
waraby
0
by Heather Dyer"The Fish in room 11" (2004) 原書は158ページ おはなしメリーゴーラウンド(小峰書店)2011年12月173ページ 挿し絵たくさん2014/12/22
るーるるる
0
わたしも毎日ケーキが食べれるようになったグランドホテルに滞在して、裸足で過ごしたくなったな。 この作家の経歴も気になるところ。2013/06/20
dumpty
0
観光地の海辺のホテルで起こったある出来事。宝さがし、人魚騒動・・・。ある秘密もなぞが解けてめでたし、めでたし。短い章だてになっていて、小さい子でも少しずつ聞けると思う。観光地のイメージはブライトン・・かな?「morning has broken」大好きなファージョンの詩が登場したのは、うれしいおまけ!2012/03/07