えほん・こどもとともに<br> 花のくる道

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えほん・こどもとともに
花のくる道

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(頁/高さ 28X22cm
  • 商品コード 9784338069168
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

85
素朴で美しい絵本。『宇治拾遺物語』を元にして作られたそうで、中世の農民の生活が活写されている。貧しい農家に生まれたイチはお寺に里子に出される。そこで一生懸命に働くのだが、ある時きれいな花を見て……。家族のことを想うイチの気持ちが切ない。虚構の物語なのだが、ここに書かれていることは、昔の日本で実際に起こったのではないかと思わせてくれる力を感じた。2017/08/15

paf ❤︎

20
花が咲く道ではなく、花のくる道。食い詰めてお寺に奉公に出されたイチが、親に見せるために山桜を手折り走るが·····。あんかねこ、ひびわれ山、ふくふくざくら·····等々の描写にはリズムを感じられ、味のある表現に想像が広がります。現代の幼児が自分でこれを開いて、いったいどれほど理解ができるものかと疑問ですので、せっせとオトナが読んで聞かせましょ。2021/12/06

おはなし会 芽ぶっく 

13
貧しい家に住む夫婦は、子どものイチだけでも食べる生活をさせたいと、寺に預けます。寺で奉公する幼子は、きれいな花をせめて両親に見せたいと夜の道を走ります。はぐれねこが語るおはなし。宇治拾遺物語から着想したおはなしだそうです。2021/12/08

なゆた

3
【図書館なゆセレクト】大好きな猫だから選んだようです。痩せた土地で麦を育て、懸命に生きる。子供だけでも食わせてやりたいと親は願い、寺に奉公に出された息子は綺麗な花を親に見せたいと願う。切なく美しい物語、韻を踏んだ文章、暗い色調ながら綺麗な絵。母は心震わせ、なゆたは神妙に聞いていました。(4歳3ヶ月)2019/04/09

koto

0
再読。2007/02/20

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