内容説明
都市は使うものである、観察するものではない、とする身体による実践の書。あまたの都市論を超えた〈都市の本〉。
目次
都市の使い方(銀座で《外人》になる;吉祥寺でビラを配る;歌舞伎町で耳をふさぐ;日本橋で目隠しをする;銀座を裸足で歩く;四谷でわらじを履く;新宿からバスに乗り続ける;鎌倉で人力車に乗る;浅草でかごを担ぐ;議事堂でローラースケートをする ほか)
記憶と再生(都市の表層と深層;名古屋の《地》と《図》;釜ヶ崎のストリート・カルチャー;大阪のフェミニズム;京都の記号論;東京の音空間;都市の忘却)
いまここの異境と時間(足立のユートピア;伏見の貸間広告;寺田屋の《公的》記憶;盛岡のタイムトンネル;坊主アパートのポストモダン;神田駅のニューヨーク;東京クラブのスリーパー;新宿の自販機;西新宿のフレキシブル・スペース;秋葉原の電子ネタ ほか)