レクチャー租税法解釈入門

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  • サイズ A5判/ページ数 195p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784335356506
  • NDC分類 345.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

実務に活かせる租税法の解釈論を、税理士・弁護士・公認会計士などの租税専門家に向けてわかりやすく解説した入門書。

●実務で役立つ解釈論の基礎が学べる入門書!

「租税負担をどんなふうに国民の間で分配するか」についてのルールが定められているのが、租税法です。この法律、素人にはひたすらむずかしく感じられますが、実務家にとっても、なかなか手強い相手です。実際の解釈適用の場面で、どのように条文を読み、事実への当てはめを行えばよいのかがつかみにくい。
実務に活かせる租税法の解釈論を、税理士・弁護士・公認会計士などの租税専門家に向けて、有名な事例を取り上げながら、わかりやすく解説していきます。「そういうことだったのか」という発見と驚きに満ちた、租税専門家、必読の書。

第1部 租税法律主義
1.租税法律主義
2.厳格解釈

第2部 解釈論
3.オーソドックスな解釈論―内縁の妻は所得税法上の配偶者か
4.文理解釈―ホステス報酬事件
5.文理解釈と立法趣旨―偽りその他不正の行為と隠ぺい仮装行為
6.目的論的解釈―法人保険契約に係る返戻金の一時所得の計算
7.類推解釈ーサンヨウメリヤス株式会社事件
8.縮小解釈―ゴルフ会員権の「資産」性
9.限定解釈と縮小解釈
10.まとめ

第3部 概念論
11.借用概念論―武富士事件
12.私法からの借用―住宅借入金等特別控除にいう「改築」
13.会計からの借用―オーブンシャホールディング事件
14.固有概念―異なる租税法における同一の概念:消費税法上の「事業」と所得税法上の「事業」
15.一般概念―同一の租税法内における同一の概念:「船舶」の意義
16.まとめ
結びに代えて
【事項索引・判例索引】

内容説明

実務で役立つ解釈論の基礎が学べる入門書!実務に活かせる租税法の解釈論を、有名な具体的事例をもとに、わかりやすく解説。「そういうことだったのか」という発見と驚きに満ちた租税専門家、必読の書。

目次

第1部 租税法律主義(租税法律主義;厳格解釈)
第2部 解釈論(オーソドックスな解釈論―内縁の妻は所得税法上の配偶者か;文理解釈―ホステス報酬事件;文理解釈と立法趣旨;目的論的解釈―法人保険契約に係る返戻金の一時所得の計算;類推解釈―サンヨウメリヤス株式会社事件;縮小解釈―ゴルフ会員権の「資産」性;限定解釈と縮小解釈;まとめ)
第3部 概念論(借用概念論―武富士事件;私法からの借用―住宅借入金等特別控除にいう「改築」;会計からの借用―オーブンシャホールディング事件;固有概念―異なる租税法における同一の概念:消費税法上の「事業」と所得税法上の「事業」;一般概念―同一の租税法内における同一の概念:「船舶」の意義;まとめ)

著者等紹介

酒井克彦[サカイカツヒコ]
1963年2月東京都生まれ。中央大学大学院法学研究科博士課程修了。法学博士(中央大学)。国税庁長官官房、課税部、税務大学校、国士舘大学法学部教授等を経て、中央大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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