医学と利益相反―アメリカから学ぶ

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  • サイズ A5判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784335354113
  • NDC分類 490.7
  • Cコード C3032

出版社内容情報

医療現場にて、産学連携の適正かつ透明性のあるルール作りが求められている今、日本における利益相反問題に初めてアプローチした一冊。

内容説明

医師の個人的利害と患者の利益とが対立したらどうするか?医師や医学全般に寄せられてきた信頼を守りながら、新しい事態に対する適正かつ透明性のあるルール作りが求められている。この問題の先進国アメリカでの状況を紹介しつつ、日本における利益相反問題に初めてアプローチした果敢な試み。

目次

序章 本書の意義と課題
第1章 ゲルシンガー事件とその影響
第2章 ヒトを対象とする医学研究における利益相反問題の背景
第3章 利益相反問題の構造
第4章 連邦法とその改革
第5章 金銭的利益相反とインフォームド・コンセント
第6章 法以外の規制、ガイドライン
第7章 医学研究における利益相反と被験者の同意の関係―信託法との比較から
終章 医学研究における金銭的利益相反問題と政策

著者等紹介

三瀬朋子[ミセトモコ]
1977年生まれ。2000年国際基督教大学教養学部社会科学科卒。2002年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。2005年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。独立行政法人日本学術振興会特別研究員。2007年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程博士号取得(法学博士)。現在、東京大学大学院法学政治学研究科研究拠点形成特任研究員。武蔵大学非常勤講師。専攻は英米法、医事法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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