内容説明
金融商品・投資商品の多様化により増加する顧客との紛争を簡便・迅速・柔軟に解決するため業界団体が設立した指定紛争解決機関(証券・金融商品あっせん相談センター/全国銀行協会/日本損害保険協会)と、弁護士会の仲裁・紛争解決センターの金融ADRの特徴と手続・運用状況、手段選択のポイントを解説。
目次
第1部(金融ADR制度の概要と弁護士会における金融ADR;証券・金融商品あっせん相談センター(FINMAC)における金融ADR
全国銀行協会における金融ADR
日本損害保険協会における金融ADR)
第2部 金融ADR制度の活用と各金融ADR機関の特徴について―パネルディスカッション(紛争解決の手続選択;申立てを受理できないケース;申立て受理後の手続の流れ;あっせん案・和解案等;総括)
第3部 日弁連ADR(裁判外紛争解決機関)センターの金融ADR制度に対する取組みと今後の展望(日弁連ADR(裁判外紛争解決機関)センターについて
金融庁からの協力要請と日弁連ADRセンターの対応
東京三会の金融ADRに対する体制整備
おわりに)