内容説明
医療紛争ADRの運用の現状と利用法がわかる。第1部で、東京地裁医療集中部の審理の特徴と手続の進め方、日独の賠償責任保険制度の比較、厚労省の医療安全調査委員会等への取組みを紹介。第2部・第3部では、東京三弁護士会の医療ADRの現状を分析し、事例紹介を交えてADRの上手な利用方法を紹介。
目次
第1部(医療訴訟における紛争解決のあり方;医療事故紛争とADR―日本の医師会医師賠償責任保険制度とドイツ州医師会が設立した医療事故鑑定委員会・調停所制度との比較;厚生労働省における取組み)
第2部 ADRによる医療事故紛争解決を考える―パネルディスカッション(東京三会医療版ADRの現状と分析;東京三会の医療ADR仲裁人等を経験して;日弁連医療ADR特別部会;医療ADRの上手な利用方法;まとめ)
第3部 東京三弁護士会医療関係事件検討協議会―医療ADR:東京三会モデルの現状と展望(東京三会医療ADR;医療ADRのアンケート結果の中間報告;医療ADRに関する取組み;事例紹介;パネルディスカッション)