内容説明
3歳からの脳は大きさではなく「質」が変わる、感情を司る脳は成人を迎えてもまだ未成熟、100歳の高齢者ほど力強い「超前頭野」の意味、広汎性発達障害の90%は海馬の障害だった―脳科学のまったく新しいアプローチ。「脳の形」が「個性」である。
目次
第1章 MRI画像で分かる脳の詳細
第2章 成長する脳は「枝ぶり」がいい
第3章 子供の脳はどう成長するか
第4章 大人になっても脳は育つ
第5章 経験で変わる脳の形
第6章 進化の行方も脳から分かる
第7章 脳の潜在能力を見極める
著者等紹介
加藤俊徳[カトウトシノリ]
1961年、新潟県生まれ。医学博士。脳画像診断医の第一人者。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学医学部、同医学部大学院卒業。’91年、世界で汎用されている脳機能を光計測するNIRS原理を発見。’95~’01年、米国ミネソタ大学放射線科MR研究センターに研究員として在籍。医師としての研究・臨床活動の傍ら、独自のMRI脳画像鑑定技術を生み出し、胎児から超高齢者までヒトの脳を1万人以上分析。また、脳の酸素交換機能を計測するCOE計測法の開発、自閉症などの発達障害の原因となる海馬回旋遅滞症の発見など、業績・論文多数。現在、代表を務める「脳の学校」にて、MRIを用いて「脳個性」を鑑定、個人や企業、組織の脳教育アドバイスも行う。「ETVスペシャル あなたと話したい 障害者と向き合う医療・教育最前線」(’03年)、「NHKスペシャル 老化に挑む あなたの脳はよみがえる」(’04年)などテレビ番組の脳科学監修・出演も多数。最近はバラエティ番組で有名人の脳画像鑑定を行うことも多い。一般書としては『脳は自分で育てられる―MRIから見えてきた「あなたの可能性」』が初めての著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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