内容説明
アメリカを最もよく知る二人から、日本人への熱きメッセージ。百年を生き千年を考える。
目次
第1章 テロとアメリカと日本―「摩天楼崩壊」はミレニアム的大転換の象徴だ
第2章 憲法改定をどう考えるか―憲法をいま国民投票にかけてもいいと思う
第3章 ミレニアム単位でものを見る―ジョン万次郎と金子文子というお手本
第4章 有事という名の戒厳令―「私は懲役六カ月を選びます」
第5章 原爆投下から目をそむけるアメリカ―テロリズムを定義するコンテスト
第6章 軍隊はだれを守るのか―軍隊は外国人より自国民を多く殺す
著者等紹介
鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年東京生まれ。中学で2度の退学処分後渡米。ハーバード大学を19歳で卒業。専攻はプラグマティズム。’42年捕虜交換船で帰国、海軍軍属として従軍。戦後は京都大学助教授、東京工業大学助教授、同志社大学教授を歴任。その間、’46年に創刊した「思想の科学」を主導。「共同研究」のスタイルを確立し、『共同研究転向』などで成果を挙げる。’60年安保では「声なき声の会」、ベトナム戦争では「ベ平連」に主体的に関わり、社会的発言を続ける
ラミス,ダグラス[ラミス,ダグラス][Lummis,C.Douglas]
1936年、サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学で政治思想史を学ぶ。’60年に海兵隊員として沖縄に駐留。’80年~2000年まで津田塾大学教授。現在は沖縄を拠点に執筆、講演活動中。“平和を紡ぐ旅”を続けている
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