内容説明
“非忍組”―生まれ持った異能を生かし、面妖な忍術を駆使する彼らは、同じ伊賀の忍びからも忌み嫌われている。その彼らが、伊賀の上忍・百地丹波と怪僧・顕如から、鬼半蔵こと服部半蔵の首を獲れと命じられる。甲賀忍者を召し抱える豊臣秀吉の傘下に入るため、徳川家に仕える半蔵を討ち、異心のないことの証にするというのだ。この謀略に甲斐の武田家に仕えていた忍び衆“十つ者”も飛び入り参戦。ここに、ルール無用で半蔵の首を持ってきた方が勝ちという、熾烈極まる殱滅戦の火ぶたが切られた―。奇想天外な忍術。息詰まる攻防。迫真の描写力で規格外の闘いを描いた痛快作。
著者等紹介
浅田靖丸[アサダヤスマル]
1972年兵庫県生まれ。2000年『幻神伝』がカッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」第二期に選ばれデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まつけん
1
忍者ものって興味をひかれちゃうんですよねぇ…。千葉真一氏の「影の軍団」の魅力を期待しちゃうんだろうなぁ。そういえば、子供の頃「忍者になりたい!」って思っていた時期があったなぁ。2012/12/30
紫
0
400ページ近く、えんえんと忍者バトルが続くのであります。ホントにずっと戦っているだけ。忍者の戦いだけで物語が進みます。敵も味方も超人揃いなのですが、凄い、強いと読者に実感させる描写を欠いているため、設定を盛るだけ盛って、物語の中で活きていないのが残念。忍者同士の戦いもどこかで見たようなものが多くて、新味を欠きます。作者の熱気が空まわり。星2つ。2012/12/08
yamabon
0
超絶忍者バトル!!人間の限界を超えた能力を持つ非忍組の忍者たちが、服部半蔵を討つという命を受け、そこに割り込んできた甲斐の忍衆・十つ組と壮絶な戦いを繰り広げる。一癖も二癖もある異能の忍者たちの魅力と、仲間を思う絆が見事な一作。2012/11/17
Taj
0
バジリスクっぽい2012/10/18
DSSD
0
☆☆☆2012/08/30