内容説明
中学生の啓太が住む日本の首都は大阪、東京への首都移転問題が話題になっている。啓太は、この生活に違和感を感じていた。ある時、塾友達のナツキ、純也と啓太の三人は「歴史家の天国」と呼ばれる奇妙な空間へ招かれる。そこで水戸光圀から、関ヶ原合戦の結果が変わり、歴史が改変してしまったことを知らされ、歪みを戻してほしいと頼まれる。彼らは直ちにタイムスリップ、歴史修復の冒険が始まった。
著者等紹介
小前亮[コマエリョウ]
1976年、島根県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は中央アジア・イスラーム史。2005年、『李世民』でデビュー。歴史小説のほか、児童向け作品も手がける。(有)らいとすたっふ所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
15
素直に面白かった(*^▽^*)敵を操っていた黒幕が歴史上の誰なのか気になるところではあります。また、続きがでるのであればどうやって歴史を変えていくのか楽しみ❗是非続きを出して欲しい!2015/02/24
星野
11
このレーベル、宮部みゆきの時も思ったんだけど、なんか物語が長く感じる。なんでだろう。設定は、タイムスリップ、しかも戦国もので個人的にハマりそうなのに、いまいち世界観に入っていきにくかった。純也(笑)ある意味愛しい。続編読もうか迷うなぁ。2014/02/27
花宴
10
改変されてしまった歴史をもとに戻そうと奮闘する中学生達の話。実態がなく、不可視状態で空を飛べるのは便利だけど、伝えたい事を伝える手段がない。もどかしい。歴史に関わりすぎるのも何やら制限されてるし…。そんな中で関ヶ原の勝敗を変えるってどんな難題だ!結局、歴史を改変した黒幕の正体はわからずじまい。この時代の歴史にもうちょっと詳しければよかったなあと読んでいて思いました。2019/08/08
あさみ
4
関ヶ原の戦いの結果が、ある妨害により変わってしまい、大阪が首都の現代になってしまっていたため、中学生3人組が関ヶ原の戦いの時代にトリップして、歴史を元に戻そうと奮闘するお話。歴史ものとして読むとどうかと思うけれど、子ども向けファンタジーものとしては面白いと思う。出てくる子どもたちの葛藤をもう少し明確に描いたほうが、物語に深みが出たのじゃないだろうか。2014/01/14
がばいおばちゃん
4
歴女、歴史オタクにはオススメできそうだが、なんとなくメリハリがない。相手を操っているヤツとの対決とか。歴史家が水戸光圀なのもちょっと…。だって勝った方の関係者な訳だし。2013/07/29