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私のこと、好きだった?

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  • サイズ B6判/ページ数 355p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784334926939
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

かつて人気アナウンサーだった美季子は、現在、チーフという立場で若い女子アナたちの管理職として日々働いている。独身であるがゆえに、42歳という年齢にテレビ局内はもちろんのこと、周囲の反応はさまざまだ。ある日、大学時代の友人・兼一と再会したことで、彼女の心の中に何かしらの波紋が生じる…。親友の美里と離婚後、再婚して幸せになったはずの兼一に起こる問題。そして美里は病気が再発して…。若いころとそれほど変わらないと思っていても、明らかに違う40代。それでも輝きを失わない40代の生き方を描く、林真理子の恋愛文学の「真髄」。

著者等紹介

林真理子[ハヤシマリコ]
1954年、山梨県生まれ。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第九十四回直木賞受賞。95年『白蓮れんれん』で第八回柴田錬三郎賞受賞。98年『みんなの秘密』で第三十二回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優愛

89
「私のこと、好きだった?」元彼さんに聞いてみたくなりますね。傍にいてくれるのと、好きでいるのとは違うから。それにしても兼一さんが本当に情けない。こんな男性は正直苦手。「美季子は俺を捨てるのか」なんて。恋人にも結婚相手にも選んではくれなかったくせに今さらこんなこと言うなんて最後までずるい人だ。頼れるところがあって時にすがってくる、こういう人だから美季子は嫌いになれないんだろうな。様々な問題点を解決せずに終わってしまったのが残念でした。そして何よりバブル時代を知らない私には少し難しかったような気がします。2015/03/02

扉のこちら側

62
初読。2014年343冊め。甘くない結末が著者らしい。でも黄色のベビーウェアに、ハッピーエンドではない、ビタースウィートエンドくらいの物を感じた。2014/04/20

カナティ

49
たぶん初読みの林真理子さん。読友さんの感想から手に取りましたが、とても読みやすくて一気読みでした。40代の少し大人の恋愛小説。自分とは無縁の女子アナの世界も覗けたのも面白かったです。ですが、兼一には共感できないなぁ、と思いつつ最後まで読みました。タイトルはそういうことか〜と何となく予想通りでしたが、読みやすくて引き込まれたので他の作品も読んでみたいです。2013/10/20

あつひめ

46
真理子節健在!!と言うくらい、イジワルで理詰めのように物事を形作っていく。人の夫を寝取る・・・まずそこからしてフツーの幸せなんて望むなや!!と喝を入れたくなった。好きな人に奥さんが居ただけ・・・なんてかわい子ぶるなつーの!!と突っ込みながら読むのは私がいい年になってしまったからかもしれない。恋に夢を見る年ではなく恋に現実を見てしまう。男女の友情は愛情と同情が紙一重かもしれない。妻や夫の愚痴をこぼして慰められて。友情友情と口に出すのは、一線を越えてはならないという防御でもあったかも。まぁ、小説の世界だもの。2011/03/08

あやさくら

42
図書館本。アラフォーの女子アナと大学時代の友達の兼一。この二人の周りにはなぜこんなにも不倫事が多いのか。マスコミ業界だからなのか?兼一が性懲りもない男だからなのか?美しい不倫話であったら共感はできないにしても感動はしたのだろうが、なんだか後味がよろしくない不倫話。2020/01/14

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