わたしたちの、小さな家

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わたしたちの、小さな家

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334910693
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

大学生の片倉希は高台の上にある、赤い屋根の古い二階家に、翻訳家の祖母と二人で暮らしている。両親はものごころつく前に事故で死んだと聞いているが、写真すら残っておらず、顔も知らないままに生きてきた。希の部屋の隣には母親が使っていたという部屋があるのだが、希はその部屋が少し、怖い…。平凡で平穏な日常を送る希だが、彼女を捜し回っているという男の出現をきっかけに、大きな変化が訪れようとしていた―。

著者等紹介

水沢秋生[ミズサワアキオ]
兵庫県生まれ。出版社勤務などを経てフリーライターに。2012年、第7回新潮エンターテインメント大賞を受賞した『ゴールデンラッキービートルの伝説』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

69
翻訳家の祖母と二人で暮らす片倉希。両親の写真も遺されたものもなにもない。切り株と呼ばれる高台にある小さな家には、ある秘密があった。家にとらわれてしまう、何だか無気味な物語。希は逃げることが出来たのか? 水沢秋生さん、初読み。2016/04/09

momi

55
何でよ〜!!ミステリーを読んでいたはずなのに、何でホラーになってるのー!!高台にある赤い屋根の古い二階家。ここに大学生の「希」は祖母と二人で暮らしている。「どうして、うちには写真がないの!?」消える写真!誰かに見られているような気配!この家では、たくさんの人が死んでしまう……。代々、母から娘に伝えられる「決まりごと」とは!?平凡で穏やかな日常が少しづつ壊れていき、目に見えない「何か」が忍び寄る感じは、たしかに怖いけれど…。最初ミステリーだったものが急にホラーになってラストはあれですか!って感じ。残念 2016/02/04

むつぞー

43
装丁とオープニングは不穏な感じなんだけど、本編が始まってみると、女子大生の祖母との暮らしや、友人、恋人とバイトと平穏な暮らしが描かれます。 でも、やがて少しづつ不穏なものが見え隠れします。 大事なものはなくなる、高台で時々起こるという禍々しいこと。 怪しげな人物まで出てきた時は、事件なのかなと思ったのだけど、後半ホラーへ! この何気ない日常に不安を少しづつ混ぜていく感じとかは、とても面白かったです。ゾワッとするけど…。 面白かったのだけど…ラスト手前で物語から振り落とされてしまいました。2016/01/21

キラ@道北民

39
父母の記憶なく高台の一軒家に祖母と暮らす希。そこには母から娘へ伝えられている決まり事があった。装丁から窺える不穏な空気、ホラーなのかSFなのか、ファンタジーなのか先が気になります。結局私には不穏な者の正体が分からなかったけど、親友との絆や娘を思う母の気持ちは胸に染みた。2017/05/08

おかむら

37
翻訳家の祖母とちょっぴり内気な女子大生の孫か二人で暮らす高台の家。前半わりかしいい雰囲気でお話が進んでいただけに、後半のガッカリ感がはんぱない。なんだかなー。2016/03/10

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