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出版社内容情報
佐高信[サタカ マコト]
内容説明
緻密かつ大胆な政治姿勢で、“コンピューターつきブルドーザー”と呼ばれた田中角栄。豪放磊落なイメージの一方、「困っている人を見た時、力になってあげたいという気持ちが湧かないヤツは、政治家になるべきではない」と弱者に寄り添う政治家でもあった。政敵さえも惹きつけたその人間力とは?数多くの“秘話”をもとに綴る、もうひとつの角栄像!
目次
序章 テレビに伸びた母の手
第1章 魅力の源泉、三つの宿命(女の中の男;吃音者;高等小学校卒)
第2章 さまざまな田中角栄像(「田中に老婆心あり」と言った保利茂;田中に惚れこんだ河野謙三;田中擁立で佐藤栄作に絶交された木村武雄 ほか)
第3章 角栄伝説の検証(吉田茂、佐藤栄作の系譜にあらず;反官僚か、親官僚か;民営化という名の会社化に反対 ほか)
終章 未完の敗者
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
1945年、山形県生まれ。慶應大学法学部卒業。高校教師、経済誌編集長を経て評論家に。『週刊金曜日』編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆきまさくん
3
佐高信氏による本だが、必ずしも批判本ではない。田中角栄と彼を取り巻く人々との逸話や個々人のエピソードがたくさん盛り込まれている。初耳のことも多々ある。田中角栄本ではあるが、彼そのものよりも関与した人たちの話が面白い。いろいろな関連本からの引用があり、参考文献として記載されているので、いくつか読んでみたい。巻末のあとがきもなかなか。著者は、実際の系譜とは異なる石橋→池田→田中ラインがあったとして、その流れを評価しているようだ。2020/04/08
のげぞう
0
田中角栄と政財界の人たちとの人間模様2017/07/03
孤灯書屋
0
***2016/12/25