出版社内容情報
ある日、仲間の臨時廻り同心が殺された。怒りに燃える山本市兵衛。その下手人を追っていくと、意外な人物であることがわかった……。
内容説明
江戸で火事が多発した折、牢屋奉行に、その下手人を突き止められるとある男が申し出た。臨時廻り同心の山本市兵衛は、南町奉行、筒井の内与力、坂崎忠右衛門から、その男について廻って探索を行うよう命じられるのだが―。(表題作「赤猫」)珍しく窮地に追い込まれる市兵衛を罠や敵が待つ人気シリーズ第三弾。いつにもました迫力の剣戟と涙腺刺激の作品も入った傑作。
著者等紹介
藤堂房良[トウドウフサヨシ]
宮崎県生まれ。劇画原作者から時代小説家へ転身。九州さが大衆文学賞「笹沢左保賞」受賞、立川文学賞佳作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
79
臨時廻り同心 山本市兵衛 「赤猫」3巻。いやはや今回は市兵衛さん、危うい展開ばかりでハラハラドキドキでしたが、愛刀石斬丸には助けられましたね。2019/10/19
藤よい
4
どの話も楽しめて、特に「赤猫」「目潰し」は印象に残りました。シリーズ3冊の中で一番 面白かったです。市兵衛も好きですが、顔も役者顔負けでカッコよく、何でもサラッとこなしてしまう時次郎が気になります。2019/09/12
goodchoice
1
この主人公の市兵衛にとても好感を持てる。義にあつく情にもろい。この次にも期待したい。2019/07/08