内容説明
神田花房町にある居酒屋『福田屋』の離れで寝起きする滝川宗十郎。小身旗本の家を出て福田屋の居候となった宗十郎は、福田屋の仕事を引き受けている。それは、福田屋が表の居酒屋とは別に手掛けている「闇の仕事人」だった。柳生新陰流と一刀流をもとに編み出した神速の剣で、悲劇の道場を救うことができるのか。息を呑む剣戟が溢れる、著者渾身の新シリーズ開幕。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学教育学部卒業。’90年、デビュー作「剣の道殺人事件」で第36回江戸川乱歩賞を受賞。自らの剣道体験などをもとに綴った剣豪小説、時代ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
88
居酒屋宗十郎 剣風録 新シリーズですね主人公は居酒屋の亭主かと思ったら、居酒屋の居候の闇の仕事人。仇討ちの助をしたり、御前試合に出たりとちょいと変わった設定ですが面白そうです。2019/04/02
陽ちゃん
5
居酒屋に居候をしながら殺しを請け負っている宗十郎が主人公。殺された夫の敵討ちを望む志乃と甲太郎親子の助太刀をすることになった宗十郎たちが、淡々としているようで、実は彼らに仇討ちの稽古をつけるなど、親身になっていて微笑ましいです。2019/05/03
犀門
3
No.039★★★☆☆また新しいシリーズの登場。設定自体は斬新でも何でもない。しかし何故か読ませてしまうんだな。2019/03/20
asky0084
2
★★☆☆☆2019/02/18
goodchoice
1
殺し屋でありながら、後半は仇討ちの手伝いというやや違った筋立てとなっている。主人公のキャラがもう少し強くでてくると面白くなりそうだ。2019/03/07