内容説明
画家・一色鴎斎が美人画を描き評判となった、茶汲み女のお菊が刺殺された。凶器から情夫の吉松が捕らえられたが、牢に入れられている間に、同じ凶器で鴎斎も殺される。果たして吉松は真犯人なのか!?(表題作)ほか、殺された金貸しの年増女と鴉の不可思議な関係を描く「鴉金」、再問役に最大の試練が訪れる「斬る」も収録。冤罪と戦う江戸の専門捜査官、待望の第三弾!文庫書下ろし時代推理小説。
著者等紹介
鳴海丈[ナルミタケシ]
1955年山形県生まれ。集英社コバルト文庫『聖痕者ユウ/薔薇のストレンジャー』で小説家デビュー。数多くの大人向け時代小説を発表し、『殺されざる者』では、初めて現代アクションものを手がけた。漫画原作、アニメの原作、脚本など、多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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