内容説明
久喜駅手前の線路沿いで屍体が見つかった。身許は東和紡績の社長、死因は銃殺と判明。疑いの目は、経営側と対立する労働組合や、金で繋がる新興宗教に向けられるが、捜査は難航する。そんななか、鬼貫警部は「ある証拠」に着目して九州へ向かう。そこで得たものとは―。本格推理の巨匠・鮎川哲也の記念碑的傑作が蘇る。第十三回日本探偵作家クラブ賞受賞作。
著者等紹介
鮎川哲也[アユカワテツヤ]
1919年東京生まれ。『黒いトランク』をはじめとする鬼貫警部もの、また『りら荘事件』に代表される名探偵星影龍三もの等、日本の本格推理の歴史に多大なる足跡を残す。2002年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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