光文社文庫<br> 寺侍市之丞 干戈の檄

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光文社文庫
寺侍市之丞 干戈の檄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 298p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334766252
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

寂れていた青柳山大恩寺を内証の豊かで名のある寺にした旗本の次男坊・棚橋市之丞。しかし、寺の運営を巡り檀家衆と意見が対立、結果、市之丞は御役御免に。大恩寺を出た市之丞が訪れたのは、麻布の鄙びた行慶寺。この寺の復興のために市之丞は「剣術試合」を画策する。はたしてその成否やいかに。江戸の経済もわかる異色の時代小説シリーズ、迫力剣戟満載の第五弾。

著者等紹介

千野隆司[チノタカシ]
1951年東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒。’90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

58
寺侍という立場の寄る辺なさを感じさせる話の展開から、祥と雪絵の選択で迷う市之丞というところで物語は終わる。市之丞自身は卑怯な自分を感じているけれど、もともと女絡みの問題には鈍感(祥の思いに気付いていないし)という設定であっても雪絵に対する気持ちは読者に伝わるように書かれていたので千石の旗本の夫婦養子になるのが自然な流れかな。嫁に行く立場の雪絵と冷飯の市之丞ではなくなったのだから。そして市之丞は寺侍ではなくなるからこのシリーズもここまでということなのかも、楽しいシリーズなので読者としては残念だけれど…2021/07/11

ぶんた

3
剣戟興奮! 市之丞さん、祥と雪絵に対して卑怯だと自分で思ってくれてよかった。けど、結末どっちかわからんのんか~いと思わず力が抜けました。 2018/03/21

nyaboko

3
再び正統派なお話に戻って面白かったです。定番と思いつつも、やっぱり流れとしてこういのは読んでてスッとします。そして市之丞はどっちを選ぶのかなー♪2014/12/12

ひさか

2
5巻め。勇ましいタイトルにふさわしいお話で、ラストの剣術試合には手に汗握りました。気になるのは、幼なじみ雪絵との大身旗本への夫婦養子話と今回も市之丞を支えてくれた祥とのこと。次回が楽しみです。2014/03/23

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