内容説明
浮世絵師宗次の貧乏長屋に行き倒れの女が担ぎ込まれた。それが連続する驚天動地の始まりだった。厚い謎を羽織る「刺客」の予測不可能な裏の顔。その謎へ更に覆い被さる「正体なき女」の窺えぬ素顔。見通せぬ恐怖と緊迫が炎達磨の「陰の凶賊」となって宗次に襲いかかる。かつてない激闘に次ぐ激闘!手に汗握る門田泰明サスペンス時代劇場の傑作ここに登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そら
5
浮世絵宗次シリーズ☺。久しぶりにこのシリーズを読みましたが、主人公の宗次が素敵すぎます。弱点なさすぎだよなーとは思いつつも、やっぱり面白かったです。2019/12/15
ひかつば@呑ん読会堪能中
2
名高い浮世絵師で貴種宗次の第5弾。久しぶりに泥鰌のジゴロや馴染みの親分達が登場。前巻の伝記的な話もいいが、平造親分危機一髪のシーンなど江戸の町の話のほうがより楽しめる。それにしても、いくら忍びの者が相手とはいえ、達人宗次が随分と騙されるもんだな。2013/03/11
あかんべ
2
いい男の宗次。女も男も魅了する男。人当たりも良いいが、真に心をゆるしているのは幸だけ?平蔵親分に犯人のめぼしがついているのに知らん振り。さいご冥途の土産に事件の真相と己の出世を明かすのは、ちょっと安易な気もするが、読者を驚かすにはありなのかも。でも絵の仕事が忙しいっていうわりには、仕事をしている場面はなかったね。2012/09/04
まくらことば
1
終わりがちょっと投げっぱなしだったかも。好きなシリーズだし著者もベテランだから、こっちが期待し過ぎてるのかな。2013/01/04
maikokaori
1
久々に読み応えのある本に出会った。次も楽しみ2012/10/10