出版社内容情報
京都を訪れた麻知子、みどり、ユミのOL3人組。彼女たちと同宿だった新婚カップルの妻が鴨川に転落して溺死し、続いてみどりが毒殺される。彼女は、婚約者がありながら別の恋人との逢瀬を計画していた。自らも上司との不倫に悩む麻知子が、トリックに挑む。
内容説明
京都を訪れた麻知子、みどり、ユミのOL三人組は、舞妓や大原女の扮装を楽しんでいた。彼女たちと同宿だった新婚カップルの妻が鴨川に転落して溺死。続いて、みどりが毒殺される。彼女は、婚約者がありながら別の恋人との逢瀬を楽しもうとしていた。その恋人も謎の死を遂げた。自らも上司との不倫に悩む麻知子が、京都で出会ったカメラマンとトリックに挑む。巻末収録「作者を語り、母を語る―山村紅葉さんインタビュー・パート2」。
著者等紹介
山村美紗[ヤマムラミサ]
京都市生まれ。京都府立大学文学部国文科卒業。京都市立伏見中学の教師として教壇に立つ。1967年ごろから創作活動を始め、テレビドラマ「特別機動捜査隊」の脚本などを担当。’70年『京城の死』(後に『愛の海峡殺人事件』と改題)で江戸川乱歩賞候補に。’71年「死体はクーラーが好き」が小説サンデー毎日新人賞候補となる。’74年「マラッカの海に消えた」で本格デビュー。’83年「消えた相続人」で第3回日本文芸大賞受賞。’92年に第10回京都府文化賞功労賞。京都府あけぼの賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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