内容説明
温暖化が進む近未来の日本。半ばジャングルと化した公園を根城に、家族のように暮らすストリートチルドレンの一団がいた。突如、公園に現れた巨大で凶暴な人食い鳥が、少年たちを襲い始める!怪鳥の正体は?そして敵の目的は?少年たちは、元・警官の滝田とともに、大手バイオ企業の陰謀に立ち向かってゆく。圧巻の傑作SFエンターテインメント。
著者等紹介
藤崎慎吾[フジサキシンゴ]
1962年東京都生まれ。埼玉県在住。米メリーランド大学海洋・河口部環境科学専攻修士課程修了。科学雑誌の編集者や記者、映像ソフトのプロデューサーなどをするかたわら小説を書き、’99年に『クリスタルサイレンス』でデビュー。日本SF作家クラブおよび宇宙作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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RIN
16
科学技術が大いに進化した2035年の物語三部作の第二作。近未来小説といえば行き過ぎた科学技術への警鐘というのがいわばお約束なのかな?本作はバイオテクノロジーの進化にスポットを当てて物語が展開している。前作は社会システムの崩壊、本作は家族制度の崩壊、さて次作は?こういう世界が併存する2035年の日本。おそらく大多数のフツーに技術進化の恩恵を享受して生きている「山賊」やストチル以外との絡みもみたい。2013/11/19
ぎん
11
読みやすくて面白いのだが、その分、スポイルされてることもあるような。近未来SFとして面白いのだが、何か足りないような読後感。とりあえず最終作も読みます。2017/07/28
ymg
3
ストーンエイジCOPのノリを期待したんだけど、ちょっと消化不良。2011/04/16
だいゆー
2
ストチルと人喰い烏との死闘…2010/09/22
チェブラリー
2
謎の集団「緑の子」物語も終盤に差し掛かってきました。2010/09/18