内容説明
「死ぬその日まで自分の可能性をあきらめないで、与えられた日々の仕事に全力を尽くすこと」(瀬戸内)。「生かされている最後の瞬間まで、人は誰でも『人生の現役』なのですから」(日野原)。―作家であり、僧侶の瀬戸内氏と、第一線の名医であり、クリスチャンの日野原氏。まったく異なった分野で活躍する二人が、お互いの生き方に共感し、人生について語り合った。
目次
1 お二人の元気を分けてください(そろそろ自然に還ろう 思いは高くして素朴な生活に少しずつ戻っていこう;生きるというのは死ぬその日まで自分の可能性をあきらめないこと;九十歳は何を食べているか とっておきの秘訣をお教えしましょう ほか)
2 「老い」のレッスンを創めましょう(行き過ぎの便利さにストップをかける 新老人はミッションを持たされています;いくつになっても「これをやらなきゃ生きていかれない」というものをもっていたい;ボディ、マインド、そしてスピリッツがいきいきした生を宿す ほか)
3 ありがとうで人生をしめくくりたい(死が語りかけるものを子どもたちに気づかせよう;医者たちは言う「自分のときはこんな延命はやってくれるな」;家族が共有する安らかな“最期のセレモニー”を提案したい ほか)
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。’57年、『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞受賞。’61年、『田村俊子』で田村俊子賞受賞。’63年、『夏の終り』で女流文学賞受賞。’73年、平泉中尊寺にて得度・受戒。その後、『花に問え』で谷崎潤一郎賞、『白道』で芸術選奨文部大臣賞。『場所』で野間文芸賞、NHK放送文化賞など次々と受賞。’98年、現代語訳『源氏物語』全20巻完結。2006年、文化勲章受章。歌舞伎、能、狂言、オペラの台本も手がける
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年、山口県生まれ。京都帝国大学医学部卒業、同大学院修了(循環器専攻)。’41年から聖路加国際病院の内科医として勤務。’74年~’98年、聖路加看護大学学長、’92年~’96年、聖路加国際病院院長を務める。現在、同理事長・名誉院長、聖路加看護大学理事長、同名誉学長。2005年、文化勲章受章。(財)ライフ・プランニング・センター理事長。「新老人の会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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