内容説明
生後八ヵ月だった息子と夫を残し、ナツキが家を飛び出してから三年が過ぎた。彼女がアパートに戻ろうと思い立ったのは、夫に離婚届を渡すためである。部屋のチャイムを押すと、返ってきたのは意外にも女性の声だった―(「アイ・ラヴ・ユー,OK」)。あのころの懐かしいメロディが流れると心に浮かぶ、甘く切ない想い出…。ラヴソングにのせて贈る八編の物語。
著者等紹介
島村洋子[シマムラヨウコ]
1964年大阪府生まれ。帝塚山学院短期大学卒業。証券会社勤務を経て、’85年、「独楽(ひとりたのしみ)」で第6回コバルト・ノベル大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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