内容説明
アメリカで生まれ育ったユーこと小野田雄一郎。ダーティー・ユーと揶揄された事もあるが、そうした差別は、周囲の協力のもと解決してきた。その彼が父親の仕事の都合で帰国、中学二年に転入した。日米の「教育」の違いに戸惑うユー。親友の校舎屋上からの転落死をいじめによる自殺と見たユーは、正義の闘いを開始する。社会派作家が日本の教育にメス。
感想・レビュー
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ken-chang
1
読了2018/04/28
きのきの
0
校内暴力華やかりしき頃、正直言えば自分だっていじめに加担した覚えも、いじめられたこともある。 いじめられていた時は、理由が分からない。実はたわいのない理由だった。 いじめを見ていた時は、いじめられる側にも原因はあると思っていた。子供なんて、そんなもんだ。 ただ、30年以上前のいじめと違って、いまの時代は犯罪だと考えるべき内容が、報道だけ見ると多いような気がする。 不良グループに反抗して返り討ちにあったり、逆に勉強面で一目置かれたりも、生きていればこその一つ一つの思い出である。2013/03/29
Ukati
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変えられないことを、いとも簡単に「変えるためには自分が動かなきゃ!」と思える若さと果敢さ。 そんなに強くなれない人間も世の中にはいるんだから許してよと言う人がいたとしても、 私はその「変えるためのアクション」を支持したくなる2018/10/25