内容説明
『十角館の殺人』の登場から15年。優秀な作家が斬新作を数多く発表しつづけたことで、本格推理はブームを越え、今やムーブメントとして定着した。さて、次なる書き手はどこにいるのか?―今回、二階堂編集長のもとに応募された力編は約100作。厳選された優秀作が必ず読者の期待を上回る。過去の入選者が続々長編デビューする本格シリーズ最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二葉
6
編集長がベタ誉めする作品が一番つまらなく思えたのは自分だけ か?2021/07/17
hata2
2
期待していなかった分、思ったよりも面白かった。個人的には「恐怖時代の一事件」の意欲を買う。2018/11/01
firstheaven
2
どれとは言わないが、そういうのはデビューしてからやればいいのに。2008/09/26
葉月94
1
百編近い投稿の中から、選ばれた、入選作8編が掲載されています。『窮鼠の悲しみ』が、1番心に残りました。辛い結末でしたが。2011/01/03
Tetchy
1
光文社から作家デビューした東川篤哉氏、加賀美雅之氏両氏の作品も掲載され、初期の『本格推理』シリーズに芦辺作品と二階堂作品が掲載していた事を思い出させた。そんな期待値が高い中、8編中、傑作と思ったのは「窮鼠の哀しみ」と「『樽の木荘』の惨劇」の2編だった。確かに読み手の要求するハードルは高くなった。だからこそ次の作品、トリック、世界への期待値も高くなる。プロの作品の出来を求めないよう、気をつけつつ、商品として成り立つべき最低ラインを見極めなければならない。難しいところだ。2009/09/21